去る、8月29日(火)に「鳥獣被害対策実施隊員研修会」が妙高市役所及びその周辺において開催されました。
この研修会は今年4月に委嘱された隊員向けに専門的かつ正しい知識を習得させ、さらには続発する被害対策として捕獲圧を高めることが求められており、その技術を高めるために昨年に引き続き、市が主催して開催しているものです。
当日は約20名の隊員が約2時間半の間、座学と実技の2部構成の内容を精力的に受講しました。
座学の講師には、環境省長野自然環境事務所妙高高原自然保護官事務所の桑原保護官と新潟ワイルドライフリサーチの山本会長のお二人をお迎えし、まずは桑原保護官より国立公園内における法令遵守の徹底や注意事項についてや高山帯におけるニホンジカ対策等のお話をしていただくとともに、山本会長からはカラス等の鳥類やハクビシン等の小動物の捕獲技術や生態のお話をしていただきました。
実技の方は、妙高市役所周辺の市街地では今年の春頃よりカラスの騒音や糞害に悩まされていることから、その実態や生活環境被害の対策方法について、実際の生息地でアドバイス等をいただきました。
妙高市内には多くの鳥獣類が生息しており、これからの時期はツキノワグマの出没が予想されています。実施隊員も各種対策を今後も実施していきますが、妙高市にお住まいの方、お越しになる方、皆様からも自身で可能な対策等にご協力をいただきますようお願いいたします。