「入域料」とは、自然環境保全のために登山者の皆さまへご協力をお願いしている任意の寄附金です。
国立公園妙高では、いただいた入域料を「ライチョウの保護」と「登山道整備」のために使用しています。
対象のエリアは、妙高山・火打山です。
この登山道を利用される登山者の皆さまへご協力をお願いしています。
また、いただいた入域料の使途は妙高山・火打山の登山道整備と火打山のライチョウ保護です。
入域料を収受している場所 | 1)火打山笹ヶ峰登山口 2)妙高山燕温温泉登山口 3)妙高山新赤倉登山口(スカイケーブル乗り場) |
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金額 | 500円 ※目安の金額です。 |
記念品 | 入域料を500円で、木製キーホルダーを進呈 入域料を1,000円で、オリジナルピンバッジを進呈 |
活動紹介
ライチョウの保護活動
火打山はニホンライチョウの生息地で日本最北限です。
とても小さな群れで、20羽程度で生活しています。
この生活環境が地球温暖化などの影響により変化しており、ライチョウが絶滅の危機に瀕しています。
この状況に対し当会議では、ライチョウのエサとなる植物を増やす活動をしています。
具体的には、環境変化により勢いを増す植物を手作業で刈り取り、従来生えていたライチョウのエサとなる植物を増やす活動です。
妙高山・火打山の登山道は行政機関も毎年整備していますが延長が長く、段差が大きくなった階段や水により浸食された箇所が散見されます。登山道の荒廃は登山者の安全にかかわるとともに、道幅が広がると周辺の生態系に大きな被害を与えます。
当会議では、持続可能な利用を実現するため周辺倒木などを利用した「近自然工法」という方法で、自然と人に優しい登山道整備を実施しています。また、クサリ場などは現代の技術で専門家が施行し、安全性を向上させています。
※ライチョウの刻印がされた杭が、入域料により整備された箇所の目印です。